皆さんは歯を磨く時、どのような歯磨剤を使っていますか?
ドラッグストアに行くと、口臭予防や歯を白くするタイプなど
様々な歯磨剤が販売されていますが、Jデンタルクリニックでは、
歯質を強化して虫歯を予防してくれるフッ素入りの物をお勧めしています。
しかし! ただフッ素入り歯磨剤を
使えばいいのかというとそうではありません。
使い方によって効果に大きな差が出てしまうのです。
正しい使用方法を覚えて
フッ素の効果を最大限に発揮させましょう!!
① 選び方
日本では歯磨剤に配合されるフッ素の量は
1000ppm以下に規定されており、
100ppm~950ppmの物が
製造されていますが、WHO(世界保健機構)のレポートでは
500ppm未満のフッ素入り歯磨剤による
有効性は明らかにされていないとあります。
950ppmの高濃度タイプを選びましょう
② 使用量
「歯磨剤はつけると泡立ってよくない」、
「使いすぎると歯が削れてしまう…」
などということはありません。
適正量よりも少ない使用量だと、効果も期待できません。
途中で唾液と一緒に吐き出さないことも重要です。
3歳まで…仕上げ用ハブラシの先に0.06g
4~6歳…乳歯用ハブラシの先に0.25g(えんどう豆大)
小学生…乳歯用又は成人用ハブラシに0.3g
成人…成人用ハブラシに0.5g(ブラシの半分くらい)
③ 洗口
歯磨き終了後の洗口は、少量の水で短時間(3~4秒)。
回数は1~3回におさえましょう。
過度の洗口はフッ素濃度を薄め、効果を弱めてしまいます。
④ 歯磨き終了後2時間は飲食を控えましょう
普段何気なく使用している歯磨剤でも、正しい使用方法があることを
おわかりいただけましたか?
フッ素は歯を強くして虫歯を予防してくれる私たちの強い味方です。
正しい使用方法でフッ素の効果を最大限に活かし、
大切な歯を守っていきましょう!!!