『銀幕便り』『グッドシェパード』 | 高山猛久ブログ「高山猛久のMY PRIVATE PRESS FACTORY」 by Ameba

『銀幕便り』『グッドシェパード』

『グッドシェパード』を見たよ。






061303





ロバート・デ・ニーロ監督、出演。ゴッドファーザーのフランシス・フォード・コッポラ総指揮とあれば見ないわけには行かないでしょう。






当初は、主演にレオナルド・ディカプリオが選ばれていたということもあって、相当期待していた本作品。






うーん・・・、しかし長い映画だった。何度トイレに立った事か・・・。全体がドキュメンタリータッチに作られていて、最後まで集中してみるのが大変だったというのが正直な感想。






これから見ようと思っている方は、ちょっとした覚悟が必要ですよ。






物語はというと、キューバ危機当時の諜報合戦の裏側、人間ドラマを捉えたもの。






CIA、KGB、秘密結社、スカル・アンド・ボーンズなんかも出てきて、そこらへんの歴史に興味がある方にはお勧め。






9.11事件、イラク戦争と、近年何かと騒がしいアメリカの国際情勢。






そんな背景の中、デ・ニーロの社会に対する強いメッセージを感じた作品でした。






やっぱり、僕はデ・ニーロが出てくると妙に安心してしまう。でも今回は、ちょろっとしか出てこないんだよね。




アンジェリーナ・ジョリーもすげかった。結婚に憧れる少女から、諜報員の奥さんになってからの痛みを、見事に演じ分けていました。




ディカプリオの名前が挙がっていただけに、もしも彼が主演だったらどうなっていたのかってのは、やっぱり想像せずにはいられないよね。




デ・ニーロ作品では、黒人女性がキーパーソンであることが多い。




プライベートでも、黒人女性と結婚していたこともあり、ここにも、彼の人種差別に対するメッセージを感じます。






ロバート・デ・ニーロ監督作品といえば、『ブロンクス物語』。




こっちもお勧めっすよ!