『銀幕便り』『グッドシェパード』
『グッドシェパード』を見たよ。
![061303](https://stat.ameba.jp/user_images/36/b4/10070380866_s.jpg?caw=800)
ロバート・デ・ニーロ監督、出演。ゴッドファーザーのフランシス・フォード・コッポラ総指揮とあれば見ないわけには行かないでしょう。
当初は、主演にレオナルド・ディカプリオが選ばれていたということもあって、相当期待していた本作品。
うーん・・・、しかし長い映画だった。何度トイレに立った事か・・・。全体がドキュメンタリータッチに作られていて、最後まで集中してみるのが大変だったというのが正直な感想。
これから見ようと思っている方は、ちょっとした覚悟が必要ですよ。
物語はというと、キューバ危機当時の諜報合戦の裏側、人間ドラマを捉えたもの。
CIA、KGB、秘密結社、スカル・アンド・ボーンズなんかも出てきて、そこらへんの歴史に興味がある方にはお勧め。
9.11事件、イラク戦争と、近年何かと騒がしいアメリカの国際情勢。
そんな背景の中、デ・ニーロの社会に対する強いメッセージを感じた作品でした。
やっぱり、僕はデ・ニーロが出てくると妙に安心してしまう。でも今回は、ちょろっとしか出てこないんだよね。
アンジェリーナ・ジョリーもすげかった。結婚に憧れる少女から、諜報員の奥さんになってからの痛みを、見事に演じ分けていました。
ディカプリオの名前が挙がっていただけに、もしも彼が主演だったらどうなっていたのかってのは、やっぱり想像せずにはいられないよね。
デ・ニーロ作品では、黒人女性がキーパーソンであることが多い。
プライベートでも、黒人女性と結婚していたこともあり、ここにも、彼の人種差別に対するメッセージを感じます。
ロバート・デ・ニーロ監督作品といえば、『ブロンクス物語』。
こっちもお勧めっすよ!