叔母が亡くなったと連絡がありました。


叔母は、私の母の妹で  私が中高生の頃にはよく泊まりにいって話を聞いてもらったり……大好きな 憧れる大人の女性だったと思います。


何年か前に癌になり手術して   しばらくはずっと元気に過ごしていたのに


最近 再発  転移がわかり 亡くなるまでは2ヶ月ほど病院にいたのかな……



お葬式は家族葬でおこなうから、近しい人にだけ知らせたと。


そのため 家族以外の人たちは お通夜の日にお別れということで……お通夜に行って来ました。


家族葬専用?のこじんまりとした 空間で 通常のお通夜より早い時間から始まっていました。



「通夜」ではなく 「お別れの会」と書かれていました。



その場で  久々に会った従姉妹(叔母の娘)が いろいろと聞かせてくれました。



叔母は 自分の最後の形を 自分で決め 細かく書き示してあったようです。


叔父(叔母の旦那)とも 自分が亡くなったら こうしてほしいといろいろと話し合っていたようです。


会場に入ると……



ミスチルの曲が流れ(叔母が大好きだった)



叔母が選んだ写真や 思い出の品が 叔母の直筆のメッセージと共に……皆さんへの感謝の言葉と共に並べられていました。



亡くなった人に スゴくお金をかけるのは日本人ですよね。


そんなことは必要ないと……叔母らしいなと思いました。


通夜・葬儀の案内には「無宗教派」の葬儀と書かれていました。


……お坊さんよんだら   それだけでウン十万ですからね。



(叔母の家は、旦那さんが長男ではなく  まだお墓がない状態なので  可能だったのかなとも思います・・・。)



しかし叔母の終活の集大成を見せてもらった感想としては…… 



もし、自分の死期が近いことがわかる 病気とかになったなら


辛くても悲しくても  愛する人たちに 自分の『死』の負担をできるだけかけず



「私の希望どおりにしてくれて、私は満足よ」


と、お別れができたら  安心できるのかなぁ……と。



私たちは  お別れの会だけ行かせてもらいましたが、


小さい孫が  そこそこの人数いる叔母は…… 通常  葬儀が終わって皆で精進料理などを食べるところ



それは無しで、「孫たちが好きなレストランで皆で食事をする 」 と計画されていたそうです。



叔母の「終活」に かっこよさすら感じました。



自分が  これから先、  命の限りの  その先のことを考えたとき


きっと叔母のことを  強く思いでしょう。