彼は野心溢れるコーリヤ国一番の勇士。

性格は残忍・強引・自己中心的
三拍子そろった嫌な人間です。
三白眼をギラつかせるその風貌に
彼の内面が表れているようです叫び

序盤のトラブルメーカーとしての役割が強く、
コーサラ国では勇士チャプラと決闘し
汚い手を使って重傷を負わせたり、
シッダルタ(ブッダ)の妃であるヤショダラ
ちょっかいをだしたりと大活躍(?)します。

シャカ族の王子であるシッダルタが出家した後、
あとつぎ問題に苦悩するスッドーダナ王
敵国コーサラに対抗できる者は
武勇に優れたバンダカしかいないと決心し
彼にしぶしぶ王位を譲ります。
王座についたバンダカは自分の種をのこすため
ある貴族の女に求婚し、結ばれました。
そのときの子がブッダと因縁深いダイバダッタなのです。

その後、コーサラ国の侵略を防ぐため
バンダカは出陣しますがあえなく討ち死に。
壮絶な最期を迎えます・・・

引っかきまわし役としては
とてもいいキャラクターだと思います。
親子2代でブッダに関わるところも面白いですね。
性格はとてもじゃないけど好きになれませんが、
人の心をつかみきれない彼の不器用さ
なぜか同情をおぼえるのです汗

チャプラスードラと呼ばれる奴隷の身分の少年。

当時のインドでは厳しい身分階級制度(カースト制)がしかれており

バラモン(僧侶)
クシャトリヤ(武士)
バイシャ(平民)
スードラ(奴隷)
バリア(奴隷以下)

といった順で生まれた瞬間から身分に絶対的な線引きがあったのです。

そんな変えようのない運命に
チャプラは逆らいます。
ひょんなことから大国であるコーサラ国の
将軍ブダイの命を助けることになり
身分を隠したまま養子として迎え入れられるのです。

その後の努力でコーサラ一の勇士にまで登りつめた彼は
大臣の娘マリッカに恋をするのですが・・・

生まれながらに身分が決定されてしまうという
理不尽さに疑問を感じる彼の気持ちは
どんな時代・場所の人間にも理解できると思います。
現代の日本にしても貧富の差はひろがり、
人生のスタートからハンデがあるように感じます。
チャプラのように努力する者こそが
報われる社会になるよう望むばかりですべーっだ!

師である聖人アシタの依頼により
世界の指導者となる人間を探す旅に出たバラモン(僧侶)。

旅の途中、バリア(奴隷以下の存在)のタッタ
スードラ(奴隷)のチャプラ母子と出会い行動をともにします。

その後、チャプラがコーサラ国の将軍ブダイの養子になるのですが
勇士バンダカとの決闘で重傷を負ってしまいます。
ナラダッタはチャプラを救うべく、師の教えに背き
動物を酷使し、殺生をしてしまうのです。

アシタはナラダッタを戒めるため
畜生道に追い落とし
一生をかけて罪を償うことを彼に科します・・・

彼はタッタの「生命すべてを慈しむ心」に
世界の指導者としての資質を感じ取っていたのですが
その真髄を理解してなかったことをアシタに指摘されました。
獣のような生活を送るなかで彼の心は浄化され
生命の尊さを悟ったのです。
彼の生き方は後に出会うダイバダッタ
ブッダに影響を与えることになります。

彼の畜生道での生き方は
人間はあくまで自然の一部であることを思い出させてくれ、
おこがましい人間本意の考え方をもう一度
考え直すヒントになるような気がしてなりませんかお