昨日は、会派の合同視察として、世田谷区の保育の質ガイドラインを視察しました。
世田谷区は区立保育園が50、私立や認可外などを含めると約270を超えて設置されています。
そして、区立も私立も共通の質を守るガイドラインを策定し、協力して質を向上させる努力がおこなわれており、大変勉強になりました。
ガイドラインの質の部分は、
1子どもの権利、2職員に求められる資質、3保育環境、4保育内容、5安全管理、6保護者支援、地域の子育て支援、7運営体制の構成です。チェック項目をつくり、区の担当者が1年に1回は各園を巡回されています。巡回は、現役の保育士からOBが回られているとのことでした、
大切だと思ったのは、地域ごとに保育ネットがつくられ、各園の代表が情報交換などを行い、交流していることでした。
巡回支援の体制も保育士、看護士さん。相談や支援に対応されています。

ガイドラインは区が作るのではなく、私立、区立の代表が一緒につくっていることから、私立でも受け入れられる環境がつくられています。
また、ガイドラインをギシギシ押しつけるのではなく、ゆるやかに対応をしているとのことでした。

小金井市は、民営化に向けてガイドラインをつくろうとしていますが、上から押しつけられるようなガイドラインでは、意味がありません。
公と民、市民が一緒に、小金井市の保育の質を作り上げていくことが大事だと思いました。
現時点でのご報告です。