学童保育所の民間委託化問題は小金井市第3次行革大綱に、うたわれています。1昨年来、行政、父母、職員でつくる「学童保育運営協議会」で、学童保育サービスの質や基準についてどのようにするのかを協議中なのに、市は昨年2010年度中の民間委託化の方針を明らかにしました。
今年3月には、学童保育連絡協議会から「運営協議会で話し合っている最中。2010年度中の民間委託化は撤回して」という陳情書を提出し、市議会は採択してきました。
しかし、稲葉市長は民間委託化の説明会を開催してきました。
9月定例会で、私たちは「市議会の意思を尊重することを求める決議」を提案し、これもみどり・市民ネット、民主党などの共同提案で可決してきました。
にもかかわらず、稲葉市長は10月25日以降、4回の説明会で、「たまむし、さわらび学童保育を民間委託にする」という方針を提案しました。
昨晩は、当該のたまむし学童保育所の地域にある東センターで、開催され、約80名の参加だったかと思います。
保護者からは、「いつから委託するのか」、「委託で質は良くなるのか、委託についてどのくらい検討しているのか」、「行革市民検討会議と利用者とどちらが大事だと思っているのか」などの批判が続出しました。
また「委託に賛成だが、市の回答では委託にする良さが伝わってこない。これで委託していいのかと思う」などの意見も出されました。
2010年度中の委託化の方針を、市は撤回しませんでした。しかし、学童保育の指導員もこの2か所を委託することを知らなかったといいます。
本来は、職場協議の中での合意、労使交渉と労使合意によって、初めて行政としての決定ができる性格のものです。この手続きも踏んでおらず、これでは雅に稲葉市長は独裁的なやり方と言わざるを得ません。
労使の話し合いも行わず、ごみの委託化のときと同じように、予算計上をするのでしょうか。
しかも財政効果はほとんどありません。
示された資料では、民間委託で2400万円。直営では2900万円という数字が出ています。
職員給与は890万円に設定されています。これは、市職員の平均給与ベースであり、現在働いている学童保育職員のものではありません。実際の数値で計算すると、直営のほうが財政効果が出るという話になります。
むしろ、民間の安い賃金で、安定した職員の配置ができるのか、疑問に思います。
ましてや、委託化でサービスの表面的拡充は言ってもサービスの質の水準では、全く答えになっていない事態です。
最後に保護者の代表が参加者に対し、今日の説明で理解できたかたは手を挙げてください、という質問に、誰も手をあげませんでした。
稲葉市長の強引なやり方では協力しようと思っても、協力でいない人を増やしているのが実態です。
市は全く説明責任を果たせておらず、ますます混迷に陥れているという状態です。、「民間委託ありき」だけで、中身のない委託となりかねません。しっかりと市を質していきます。
本日、厚生文教委員会で、子どもの所管事務調査の部分で質疑を行う予定です。