私の知り合いからの情報です。

 オリンピックが近づいていますが

 時間を争うスポーツでいつも見るのが「セイコー」のネームが入った時計。世界のセイコーでこんなことが起こっていると言う情報です。

 セイコーの社員の解雇撤回を支援している皆さんのニュースから、内容を紹介します。

 また、ブログもありますので、一度アクセスしてみてください。   

   http://ameblo.jp/seikono-nakama/


「支援する会ニュース」より


構造改革、わずか4ヶ月で失敗

セイコージュエリー㈱(以下SJ)は2007年1月構造改革を発表。4月から再スタートをしましたが、8月には改革失敗。更なる縮小案を発表。内容は、2つのブランド、ロイヤルアッシャーとニナリッチだけを残して、他の商品は全て扱い中止と言う内容でした。当時の前田社長は、お得意様を一軒一軒廻っていましたが それがまだ終らないうちに、9月28日に21名もの大卒社員を和光に強制再転籍をかけ、そのメンバーには、2ブランドの企画、販売担当者、又、企業内組合の次期セイコーユニオン中央執行委員長、副委員長まで含まれていました。


突然の会社解散!社長自ら顔に泥を・・

どうやって事業を進めていくのか。不安の中、わずか10日後の10月9日、SJ㈱の会社解散発表。当時の前田社長は、自分の顔に自ら泥を塗ったのです。SJ経営より和光人事が優先され、その後、12月には、残る社員は整理解雇発表。セイコーグループには、SJの他に親会社セイコーホールディングス(以下SHD)100%出資のその他の子会社が11社あり、グループ内人事管理をSHDが行い、過去の転籍提案では「転籍先の雇用継続が困難になった場合は最大限関心を持って対応する」と何度も発言していたにも係わらず、SHDは団体交渉を拒否。

法人としての独自の機能なし

解散発表後の4ヶ月の間に代表が2人も交代。グループ内他子会社から、直接転籍で就任しました。次々変わる代表は、全てSHDの指示で動いています。なのに親会社のSHDは、SJ社員とは雇用関係がないと、団体交渉を拒否しています。構造改革発表や縮小提案の団体交渉は同席しているのに、雇用継続要求の団交に応じない態度は許せません。

雇用先確保はグループ内で

SJは、整理解雇となる社員に、3月31日までグループ内の雇用確保の努力をすると言いつつ、他の会社の再就職斡旋をしました。複数受けた社員もいますが、内定はもらえず、17人が4月からの生活の糧も無く、整理解雇されます。セイコーグループ内の職場を何故、確保できないのでしょうか。他の子会社の社員の中でも疑問の声が出ています。


SJを突破した後、親会社は次々とリストラか・・

  分社化後、転籍によって泥舟に乗せられた社員は、私たちだけではありません。セイコーエスヤード㈱(以下SYD)も主力商品を、代理店先に4月から移管。具体的な方向性も決まらずに、社員には不安がつのるばかりです。

3月27日に行われた東京地裁での31日の解雇中止を求めた仮処分の申請に対する第1回審尋で、裁判長は、会社側に一日の猶予を与えるので、セイコーグループ内での雇用確保に努力することを要請しました。それを受けて、セイコージュエリー代表は、努力することを約束、28日再開することで中断しました。

ところが、28日に再開された東京地裁で、会社側は子会社をまわったが、事務職はないとの回答、31日に解雇すると断言し、事実上、裁判長の提案を拒否しました。

そのため、JMIUセイコー支部は、解雇撤回を求め、東京地裁での本訴で、会社側の行為は、「解雇権乱用・不当労働行為」に該当することを訴えていきます

たまたま知り合いが支援をしていたために知ったニュースです。しかし、全国にはこのような状態は

もっとあるのではないでしょうか。

働く皆さんを使い捨てにする、ルールなき資本主義のひどさ、そしてそれと立ち向かう働く皆さんのねばりづよさを感じます。