市議会があっても、どなたかのようにすぐに議会の状況がお伝えできずにいて、心苦しく思います。

さて、2月5日には駅周辺整備調査特別委員会が開催され、武蔵小金井駅南口再開発事業について、陳情16件と調査を行いました。

この審議で明らかになったことは、稲葉市長が方針として持っていた第2地区の庁舎建設の財源確保が、困難になっていることです。そしてそのことを議会にはまたもや報告せず、私たちが質問してはじめて明かしたという事態です。


稲葉市長は、現在問題になっている市役所建設予定地であるジャノメ工場跡地を都市再生機構に権利床分として、43億円で処分し、それを原資に南口第2地区に92億円もの豪華庁舎を建設するとしていました。

 ところが、都市再生機構は住宅を建設することは、法律が改正されできなくなったので、再開発の権利分として都市再生機構に処分することはできなくなったということが、質問でわかりました。


 いつそのことがわかったのかと言う質問に、市長は「都市再生機構に変わった時点で。」、助役と担当は「昨年の8月くらいにわかった」との答弁でした。

 もともとジャノメ跡地は、市役所を建設するということで、最も地価が高いころに120億円かけて、買収したのです。それを1999年に市役所を建設するのではなく、処分するという方針変更を稲葉市長は行いました。今度は、ここに焼却場建設と、くるくる変わる方針に私は納得ができません。もともとの方針通り、ジャノメ跡地は市役所庁舎を建設すべきです。


市長の方針が実に不確実なものか、そのことで市民が翻弄されてはたまったものではありません。行政は混乱しているといわざるを得ません。市政の転換が求められています。