米海兵隊の新基地建設を許すかどうかが最大争点の沖縄県知事選(11月16日投票)は、30日の告示まで1週間を切り、大激戦となっています。

◆「同県名護市辺野古への新基地建設ノーの「オール沖縄」の声に立脚し、「あらゆる手段で基地を造らせない」と訴えるオナガ雄志候補は論戦を主導し、県民の支持を大きく広げています。17日に行われた公開討論会ではオナガ氏が討論の中心になるなど、選挙戦をリードしています。

◆陣営には日本共産党など県政野党に加え、元自民党那覇市議団や同党県連元幹部、県内の有力企業経営者などが加わり、保守と革新の枠を超えた共闘が広がっています。

◆一方、県民を裏切って辺野古の埋め立てを承認した仲井真弘多知事は安倍政権の全面支援を受け、組織力で突破を図ろうとしています。

◆オナガ陣営は市町村単位の事務所開きや決起集会を連日行い、11月1日には那覇市内の野球場で1万人規模の総決起大会を開くなど、取り組みを強めており、全国からの支援も求められています。【2014年10月24日付「しんぶん赤旗」】