下村博文文科相は8日の記者会見で、戦前の天皇制のもとで国民を戦争に動員する教育の基本原理となった「教育勅語」の原本が50年ぶりに確認されたことに関し、教育勅語を美化する暴言をはきました。

 教育勅語は明治天皇の名で1890年10月に出され、天皇への無限の奉仕、特に「一旦緩急あれば義勇公に奉じる」(いざというときには天皇に命をささげなさい)ことを最大の道徳とし、戦時の忠誠を強制しました。
【2014年4月9日付しんぶん赤旗に掲載】