自民党の萩生田光一総裁特別補佐は23日のフジテレビ番組で政府が河野洋平官房長官談話の検証作業を実施することに関し、「新しい事実が出てくれば新しい談話を発表すればいい。(安倍首相も真談話を)どこでも否定していない」と述べ、検証結果によっては新たな談話を発表すべきだと指摘しました。

 しかし、「河野談話」は個人的談話ではなく、宮沢内閣の責任で関係省庁が調査に当たり、16人の「慰安婦」から聞き取り、その結果「疑いようのない事実」を確認し、河野官房長官談話として公表されたものである。

 また、司法の場でも明確な裁定が下されているのである。歴代内閣が踏襲してきた「河野談話」を否定する危険な安倍内閣に喝っ!
【2014年3月24日付しんぶん赤旗に掲載】