志位委員長の見解は、すでに政府が公式に認定した河野談話の内容と成立経過を非常に丁寧に再確認し、日本軍「慰安婦」を「人権侵害」として明確に位置付けており、感銘を受けました。日本人である以上、今こそこの再確認をすべきであり、それが世界に対する責務だと思いますので、その責務を果たしたと思います。

 ドイツ政府がナチを否定することで戦後ドイツに生まれ変わったように、日本政府は「旧日本軍」を否定することで戦後日本に生まれ変わったはずです。河野談話は日本を否定しているのではなく、旧日本軍のありかたを否定して日本を救った談話です。このことを多くの日本人が認識し、国際的に「まともな」日本を創る必要があると思います。
【2014年3月23日付「しんぶん赤旗」日曜版