日本共産党志位和夫委員長は13日、国会内で記者会見し、集団的自衛権をめぐる安倍晋三首相の答弁について、厳しく批判しました。

◆安倍首相は、解釈改憲によって集団的自衛権の行使容認をすすめる道に、公然と踏み込みました。これは、歴代政権の憲法解釈ーー現憲法下では集団的自衛権の行使は禁止されるーーを否定して、「海外で戦争する国」への暴走を開始しようというものであり、絶対に容認できません。

◆きわめて重大なことは、安倍首相が、自由に憲法の解釈を変更できるかのような発言をしていることです。これは、最高法規としての憲法の在り方を否定し、立憲主義を否定する、きわめて危険なものです。この問題では、自民党総務会でも批判意見が次々と出され、野田聖子総務会長が「誤解を招くことのないよう(首相に)提案したい」と述べました。
【2014年2月14日付しんぶん赤旗に掲載】