北海道函館市の工藤寿樹市長は12日、市役所で記者会見し、大間原発を建設中の電源開発株式会社と国を相手取り、同原発の建設の差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こすことを発表しました。自治体が原告になる原発差し止め訴訟は全国で初めてです。

 函館市は津軽海峡を挟んで大間原発の対岸に位置し、市街地は23キロメートル、最も近い戸井地区は18キロしか離れていません。函館市はこれまで、国と電源開発と協議してきましたが、誠実な対応をしないなかで訴訟に踏み切ったものです。
【2014年2月16日付しんぶん赤旗日曜版