大阪府議会は16日、泉北高速鉄道などを運転する第3セクター「大阪府都市開発」の株式を米投資ファンド・ローンスターに売却する議案を反対53、賛成51の僅差で否決しました。「維新の会」が過半数を握る府議会で、松井一郎知事の提案が否決されたのは画期的です。

 松井知事は、株式売却は高い運賃の値下げのためとしていましたが、ローンスター社の値下げはたったの10円、次点の南海電鉄は80円の値下げを提案していました。

 採決では
共産党など主要会派が反対。『維新」は党議拘束をかけたものの、4人が反対にまわりました。府民の良識が『維新政治』の暴走を打ち破ったものです。
【2013年12月17日付しんぶん赤旗に掲載】