12月8日のNHK日曜討論で日本共産党市田忠義書記局長は、安倍自公政権が強行採決した『秘密保護法などについて、各党代表と討論しました。

◆<秘密法>について 審議をすればするほどこの法律の持っている危険な本質があらわになる。それを恐れて強行採決を行ったというのが本質だ。日弁連、ノーベル賞を受賞した学者、演劇人、映画、文化人、俳優、宗教者など、これほど短期間にこれだけ多くの分野の人々が反対の声を上げた法案もめずらしい。

◆直後の世論調査でも76%が審議は不十分と答えている。慎重審議を求める声は(成立)以前からも8割前後だったし、反対の声も審議をすればするほど多くなる。それを恐れた強行採決だった。 

◆何よりこの法律は、恣意(しい)的に秘密の範囲を広げることができ、国民にも秘密は知らされない。(秘密を)もらした人、知ろうとした人まで、処罰の対象となる。今日はくしくも12月8日、太平洋戦争が始まった日に当たる。そういう戦争への道に突き進むために、国民の目と耳と口をふさぐ。これは違憲立法なので、廃止をめざしてがんばりたい。

【2013年12月10日付しんぶん赤旗に掲載】