稀代の悪法と言われる「秘密保護法」が、審議入りしました。首相の下に国のあらゆる情報と権限を集中させて「戦争司令塔」をつくる国家安全保障会議(日本版NSC)設置関連法案が、自民、公明、民主、維新、みんなの賛成多数で衆院通過しました。

 さて、戦前の話です。太平洋戦争開始(1941年)の翌年に九州から近畿地方を襲った台風では900人近い死者がでました。次の年、、九州から中国地方を襲った台風では800人近くの死者が出ましたが台風情報は知らされませんでした。気象情報も「軍事機密」だったのです。
【2013年11月17日付「しんぶん赤旗」日曜版