全国が注目する境市長選で、最大の争点になっている「大阪都」構想にたいして、堺市民の5割近くが反対し、賛成は2割程度にとどまることが、複数の新聞の世論調査で示されています。

 「維新の会」肝いりの「都」構想ですが、「堺がなくなる」という市民の危機感の高まりがうかがえます。「読売」の世論調査では、「「統合再編すべき」は22%にとどまり、「(再編の)必要はない」が46%です。「朝日」では、反対が44%で、賛成の19%を上回りました。

 「都」構想実現で住民サービスが「よくなると思う」と答えた人は11%にすぎず、「悪くなると思う」が23%、「変わらない」が40%でした。「毎日」の調査も同じ傾向を示し、「都」構想に反対が40%で、賛成派26%。共同通信社のの調査では、「反対」(28・4%)、どちらかといえば反対」(23・1%)の人はあわせて5割を超え、「賛成」(15・2%)の3割強を上回っています。
【2013年9月24日付しんぶん赤旗に掲載】