◆ー集団的自衛権について現在の考えは?

【答】憲法を改正しないと行使できないはずだという意見は全く変わっていない。


◆ー首相は納得していたのか?

【答】「何とかならないか」と思っておられたと思うが、自分の鶴の一声で変えられる問題ではないので、「有識者懇談会」を立ち上げ、理論的な武装の一助にしようと思われたと思う。


◆ー第2次安倍内閣は憲法解釈の変更を目指しているが?

【答】内閣が声明を出せば急にできるようになるというわけではなく、自衛隊法改正をはじめとする、もろもろの法改正をやって法的根拠を与えないと、実際には命令できない。客観的に見て、もし違憲ならば、無効な法律ということに理論的にはなる。それにもかかわらず、そういうものに基づいて自衛隊が海外に行って、人を殺したり、物を破壊したりすることはとんでもない。
【2013年8月29日付しんぶん赤旗に掲載】