全日本空輸(ANN)は19日、客室乗務員を採用する際の雇用形態を、契約社員から長期雇用の正社員に改めると発表しました。2014年度から全員が正社員採用され、13年度も一部が正社員として入社予定です。

 その理由について、全日空広報部は「航空業界の競争が激化しているので、品質向上のため優秀な人材を確保したい。客室乗務員は保安要員でもあり、長期雇用で採用することで、はじめから高いところをめざして働いてもらいたい」としています。

【2013年8月21日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント 私は、航空業界の過度な競争を心配していました。際限のない値下げ競争は、いずれ安全軽視につながり、重大な事故につながるのではないかと心配していました。今回の全日空の英断は歓迎するものであり、日本航空も解雇撤回をし、空の安全を守る努力をして欲しい。