＜いま言いたい＞ ジャーナリスト・斉藤貴男さん＝消費税は悪魔のシステム＜パート２＞

　＜裏切られた前提＞　しかし、“消費税増税は社会保障のため”という大前提が完全に裏切られています。以前から自民党は国土強靭（きょうじん）化計画を打ち出し、その後、税・社会保障一体改革で社会保障改革法が成立しました。社会保障の切捨て、自助・共助を打ち出す方向です。自民党政権になったらただの「土建屋政治」です。あんなに問題になった公共事業へのばらまきが、また復活されようとしています。　

◆消費税について正確な理解をし、主張をしているのは共産党だけだと思います。自営業、零細事業者とそうでない人との対立を招いてしまうと、むこうの思うツボです。仕入先や従業員を泣かせたりすることで大きな会社だけが生き残る。何のための政治かと、私は怒り来るって居ます。常に弱い者を泣かせることでしか成り立たない税金であることをきちんと国民に伝えることが大切だと思います。
【２０１３年８月２０日付「しんぶん赤旗」に掲載】