原水爆禁止世界大会・長崎の閉会総会での発言(要旨)。米国では原爆投下について、第2次大戦を終結させるのに必要で良いことだったと教えられています。これは大きなウソであり、戦後のすべてのウソの基盤、道義的基盤となりました。

 ここから「力が正義だ」という国家がつくられ、今日に至っています。国民が歴史を学んでいないという点では、日本は米国と同じではないかと今回の訪問で感じました。

 日本のアジア侵略や日本兵の信じがたい残虐行為について、日本人は学んでいるのでしょうか。安倍首相はインドと原子力協定を交渉しています。広島・長崎から何も学んでいません。

 日本は独立・主権国家になるため、米国に対して立ち上がるべきです。皆さんは日本の良心を代表しています。歴史を学ぶことが、過去の過ちを繰り返さない唯一の道です。
【2013年8月18日付「しんぶん赤旗」日曜版