プロ野球選手会労組が加藤良三コミッショナーの不信任を表明しました。飛ぶボールに変えたことを隠していた問題で野球機構や第3者委員会に要望書を提出。組織改革とともに、責任者のあり方を論じています。

▼中身は手厳しい。加藤氏をはじめ、歴代コミッショナーは「プロ野球の将来について消極的で責任回避的な人物」だった。今後は「ビジョンと責任感持った強いリーダーシップを発揮できる人物」を登用すべき、と求めています。

▼選手会と正反対なのが、あの渡辺恒雄・巨人球団会長です。「コミッショナーに責任はなく、進退を問う必要はひとつもない」。どちらがファンの立場に立っているか、よく分かります。

【2013年7月1日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント 私は、選手会の意見表明に全く賛成です。Jリーグの今日の隆盛をみても「川口チァマン」の果たした役割は素晴らしい。本当に野球を愛し、将来ビジョンを持った信念の人を選ぶべきだ。プロ野球の改革をいまやらなければ、やがて「ナベツネ」のような鍋蓋(なべぶた)に押しつぶされて衰退していくのではないか。がんばれ、野球選手会労組!