日本共産党が東京都議選で議席を倍増したのは安倍政権に対する批判票の「受け皿」になったからでしょう。

 自民党、公明党の政治は嫌だと思っても、維新の会はもちろん、いまの民主党も「受け皿」たり得ていない。好き嫌いは別にして、事実として
共産党しかいないという状況があります。自公政治に対する対立軸がなければなりません。

 参院選挙では、この国の進むべき方向が問われます。憲法改悪していいのか、原発は再稼働していいのか、これだけ非正規雇用や生活保護受給者が増えている現状の経済政策を是とするのか。

 重要問題は山積しています。

 現状で「受け皿」が見当たらない中、
共産党とはさらに幅広くウイングを広げ、多くの人々の「受け皿」となる公的責任が生じているのではないでしょうか。ぜひ、それを果たしてほしいと思います。
【2013年6月30日付赤旗「日曜版」に掲載】