私は、自民党の政策グループ「宏池会」の4月の会合でも「今日の日本があるのは、平和憲法が根底に強く存在していたということだけは忘れてはいけないと常々思っている」とあいさつしました。

 憲法の議論は、現行憲法に流れる平和主義・主権在民・基本的人権の尊重という3つの崇高な精神を軸にしなければならない。とくに9条は平和憲法の根幹です。“浮世離れしている”と見られるかもしれないが、その精神が一番ありがたいところで、だから「世界遺産」と言っているのです。平和主義は絶対に守るべきだと思っています。

 ただ、ここはあなた方と意見が違うでしょうが、自衛隊は9条2項を1行変えて認めればいい、というのが私の考えです。ここは国民的議論をすればいい。<続く>
【2013年6月2日付
「赤旗」日曜版に掲載】