「私は憲法9条を改正すべきだとの立場をとってきました」という加藤氏。「しかし、実際の紛争地域を歩くなかで、考えが変わってきました」と、「赤旗」紙上(「日本国憲法・私の思い」)で語っています。紛争地域、とりわけ中東諸国にいくと、必ず言われるのが、「ヒロシマ・ナガサキです」。

 最近は「フクシマ」が加わり、「平和」というイメージが、被爆国というイメージとあいまって年々、強くなっていると語ります。そして、「経済大国」というイメージは、すでに中国にとって代わられ、技術立国というイメージも揺らいる。

 どの国にもない日本のイメージ。それは「平和国家」ということ。「だから私は、憲法9条を日本の国家ブランドにすべきだと主張しています」と述べています。

【2013年4月27日付しんぶん赤旗に掲載】