19日の日本記者クラブでの安倍晋三首相の会見は、改めて巨大メディアの異常も浮き彫りにしました。夏の参院選までカウントダウンが始まっている時期に、参院選を意識した政策をとうとうと述べる首相の独演会を1時間にわたり中継したNHK、改憲を迫る「読売」、TPP参加をけしかける「日経」、軽減税率導入で消費税増税をうまく乗り切れ震源する「朝日」・・・

 与党・自民党のような質問をくり返し、、にわか仕立ての「成長戦略」を解説する巨大メディアの記者たちの姿を見ると、権力を監視するジャーナリズムの役割を放棄しているいると言わざるをえません。
【2013年4月20日付しんぶん赤旗に掲載】