高濃度の放射能汚染水が東京電力福島第一原発の地下貯水槽3つから相次いで漏れた問題で、東電は貯水槽の建設当初から、水漏れ防止に使ったシートの漏水事例を把握していたことが本紙(「赤旗」)の取材で分かりました。建設中に行った国への説明では、シートを使った工法の実績を強調しながら、漏水事例は報告していませんでした。東電は本紙(「赤旗」)の取材に、「ほかの事例で漏水していたことは建設前から知っていた。把握した漏水事例はシートが1枚だったので、2枚にすれば漏れないと考えた。結果としては漏れた」と説明しています。
【2013年4月16日付しんぶん赤旗に掲載】