萩野のダイナミックな泳ぎに、会場がどよめいた。勢いに乗る18歳がこの日も2種目で優勝。日本選手権で史上初の5冠を手にした。前日までに3種目、6レースをこなした疲れをものともせず、2種目とも圧勝した。6種目制覇への挑戦も、残るのは最終日の200㍍背泳ぎのみ。100㍍で競り勝ったロンドン5輪メダリストの入江と、今度は相手の得意種目で勝負する。萩野は「今大会の集大成。自分らしいレースをしたい」と、自分を奮い立たせた。
【2013年4月14日付しんぶん赤旗に掲載】