小選挙区を「0増5減」して区割りを見直す法案は、選挙区間の人口格差が2倍をわずかに下回るだけのその場しのぎの取り繕いです。しかも、人口変動によってすでに2倍を超えた選挙区があると指摘されており、憲法が求める「投票価値の平等」はとうてい実現できません。昨年総選挙をめぐる一連の違憲・無効判決を無視するものです。区割り自体も、格差を是正するためとして、高知市や船橋市などで選挙区が人為的に分断されます。
【2013年4月13日付しんぶん赤旗に掲載】