◆TPP交渉参加表明については、与党、みんな、維新が歓迎。 <小池氏> 私どもは(TPPは)成長とは無縁の話だと思っています。関税を撤廃すれば日本の農業は壊滅するわけで、先ほど(公明党が)食糧自給率向上をめざすと言われたが、何でTPPに入って向上するんですか。ありえない。政府の試算だって39%が27%になるといっている。しかも非関税障壁の撤廃という問題があります。すでにアメリカは自動車の排ガス規制を緩和しなさいとか、あるいは先取り的にBSE(牛海綿状脳症)の検査基準も緩和されました。

◆こういう形で、国民皆保険も含めて国民生活のあらゆる分野に影響が出てくる。食料主権や経済主権は国の柱だと思います。先ほど(自民党は)「主権回復の日」だとおっしゃりましたが、TPPとは経済主権を丸ごとアメリカに売り渡すものです。国内の雇用・所得が失われれば、デフレ対策にも逆行する。TPP交渉参加表明は撤回すべきだと思います。

【2013年4月8日付しんぶん赤旗に掲載】