私は、1年前の4月に腎臓の癌=腎癌(ジン癌)を発症し、右側の腎臓を切除しました。1ヶ月余の入院後、節制に努力し、健康を回復することが出来ました。

 その後、私は4年間の人生設計を持って生活することにしました。その目標の1つに著名な文学書を読破することにしました。“真夜中の読書”で1冊づつ読むことにしましたが、夏目漱石著の「我輩は猫である」を読み終えました。

 角川文庫で500ページを超える大書でしたが、ユーモアに満ちて語彙が豊富な漱石が猫の目を通して人間批判を展開していることに着目しました。そして、私自身が文学への創作意欲が満ちてきたことを覚えます。