日本共産党志位和夫委員長は5日、国会内で記者会見し、企業が一部にベースアップをおこなう動きがでていることについて見解を問われ、日本共産党の提起と国会論戦が政府を動かしたと指摘し、「積極的方向だが、正規社員だけでなく、非正規の賃上げをしっかりやってこそ労働者全体の引き上げになります。ぜひ非正規も含めた労働者全体をみて対応してほしいと強く感じています」と述べました。

 このなかで、「いくつかの企業が賃上げに踏み出すのは積極的方向だと考えます。ただ、これまでのケースは正社員だけで、非正規にはいっていません。パートは最低賃金に張り付いて働いているようなものも多く、非正規を含めた賃上げが必要です」と語りました。
【2013年3月6日付しんぶん赤旗に掲載】