韓国の朴クネ大統領は1日午前、日本による植民地支配に抵抗して1919年に起きた「3・1独立運動」の記念式典で演説し、「日本は歴史を正しく直視し、責任を取る姿勢を取らなければならない」と協調、「韓国と日本がつらい過去を一日も早く治癒し、共栄の未来にともに進めるように、日本政府は積極的な変化と責任ある行動を取らなければならない」と述べ、日本が歴史問題を自ら解決するよう強く求めました。

 大統領は「歴史に対する正直な省察がなされるとき、共同繁栄の未来も共に開ける。加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わらない」と言明。日本が歴史を直視し、責任ある姿勢を示したとき「両国間に固い信頼が重ねられ、真の和解と協力も可能になる」と指摘し、「両国の未来の世代にまで歴史の重荷を負わせてはいけない。われわれの世代の政治指導者の決断と勇気が必要なときだ」と強調しました。

【2013年3月2日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント  朴大統領の訴えは、重く心に響きます。日本の政治指導者のみならず、私たち国民にも呼びかけているものと考えます。日本が変われば積極的に対応したいと迫っています。ぜひ、この朴大統領の訴えを真正面から受け止め日韓の新しい時代をつくる好機にしようではありませんか。近くて遠い国から近くて親密な国になるために。