安倍首相は26日の参院予算委員会で、自民党の改憲草案について問われ、「いまの状況でただ自衛隊を国防軍に名前を変えるのではなくて憲法改正が必要だ相当な議論をして(改憲を)成し遂げるべきだ。まず96条(改憲発議要件)を変えるというのがわれわれの考えだ」と表明しました。

 憲法9条の改悪とセットとなっている国防軍創設のための会見に向け、96条を先行して「改正」する考えを示したもの。民主党の藤末健三氏への答弁。首相は「自衛隊は国内では軍隊ではないという位置づけだが、国際法上は軍隊として扱われている」と指摘。「ことさら日本だけが国防軍にしてはいけない理由は見当たらない」と正当化しました。