安倍首相は「この3年間で著しく損なわれた日米の絆と信頼を取り戻し、緊密な日米同盟が完全に復活をしたと自信をもって宣言したい」と日米首脳会談後の記者会見で語り、民主党政権との違いを強調しました。しかし、①集団自衛権の行使や辺野古への新基地建設、②アジア太平洋での法の支配、北朝鮮への制裁、③TPP交渉参加への踏み込みの3点は、野田政権が進めていたものばかりです。結果的に野田前政権が党内事情から果たせなかった「対米従属」のメニューを数の力で実行し、さらなる対米従属の道に踏み込むーー。これが安倍首相の言う「日米の絆」であり、民主党との違いです。
【2013年2月24日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント いまでも町中に自民党のポスターの張り残しが見受けられます。安倍晋三氏の顔の右側に「日本を取り戻す」と大書きしてあります。この言葉は、もしかしてオバマ大統領の言葉ではないのか。自民党の大勝で、これからは「アメリカの好きにさせてもらう」との宣言のように思えてならない。民主党でも自民党でもないまともな政治を今度こそつくらなければならないのではないか。日本共産党のポスター「アメリカいいなりの政治はもうやめよう」が新鮮に見えませんか。