昨季から始まったジャンプ女子のワールドカップ。16歳の高梨がシーズンを通して圧倒的な強さを見せつけ、女王の座に就いた。昨季の1勝、総合3位から一気に頂点を極めた。躍進の原動力となったのは、天性の瞬発力から生まれる抜群の飛距離に加え、着地が進歩したことだった。これまでは飛距離で上回っても着地で飛型点を落とし、勝利をさらわれることがあった。だが、今季は大きく飛距離を伸ばしても、テレマーク姿勢を確実に入れられるよう心掛けた。
「どんなに遠くに飛んでも、テレマークを入れられるように」。開幕戦を勝利で飾り、その後も常に「接戦ではテレマークが勝負を決める」と自分に言い聞かせてきた。その結果、今季は飛距離で負けても、飛型点で上回る新しい勝ち方も身につけた。
【2013年2月19日付「しんぶん赤旗」に掲載】
「どんなに遠くに飛んでも、テレマークを入れられるように」。開幕戦を勝利で飾り、その後も常に「接戦ではテレマークが勝負を決める」と自分に言い聞かせてきた。その結果、今季は飛距離で負けても、飛型点で上回る新しい勝ち方も身につけた。
【2013年2月19日付「しんぶん赤旗」に掲載】