日本共産党赤嶺政賢衆院議員は13日の衆院予算委員会で質問に立ち、米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイの配備撤回、普天間基地の閉鎖・撤去を求めて直訴した「建白書」にどう応えるのかと質問。安倍首相は「米側と必要な協議をする」とはいうものの、「オスプレイはわが国の安全保障に大きな意味がある」と述べるなど、県民の要求に背く姿勢をあらわにしました。

 
赤嶺氏は、オスプレイが市街地や集落、学校、病院の上空をわがもの顔で飛び回っている実態を示し、同機の運用をめぐる「日米合意が守られていないのに、いくら説明しても、県民の納得が得られるはずがない」と指摘。さらに赤嶺は1996年に合意された普天間基地の変換が実現しないのも、新基地建設を返還の条件にしているからだと指摘。「米軍基地を撤去してこそ沖縄経済も発展するというのが、保守・革新の違いを超えた共通認識だ」として、普天間基地の閉鎖・無条件撤去を決断すべきだと求めました。安倍首相は「米軍再編をすすめ、沖縄の負担軽減、抑止力の維持に努める」と従来通りの答弁。赤嶺は「そんな姿勢では県民との信頼関係がまったく築けない」と批判しました。
【2013年2月14日付しんぶん赤旗に掲載】