米軍牧港補給地区を抱える沖縄県の浦添市で、10日投開票で市議会議員選挙がおこなわれ、日本共産党の伊礼悠記さん(30)=新=が3124票でトップ、西銘健さん(31)=現=が3088票を獲得して2位当選を果たしました。定数3減の中、2氏の得票合計で前回比141%、1823票伸ばす快挙です。得票数で過去最高の6212票、得票率も3・52%増で12・08%と2ケタにのせました。

 同市議選は、定数27に35人が立候補した多数大激戦。自民党と民主党は公認候補を立てられず、社民党は議席を失い、公明党、社大党も得票を減らすなか、
日本共産党は衆院比例票の1・83倍の得票を獲得する結果となり、政党間の力関係が流動化していることを示しました。基地反対や暮らしを守る共産党の実績や政策が支持されました。

 市議選と同時にたたかわれた市長選挙でも、新軍港を容認していた現職が最下位で落選、自民・民主・社民・社大・公明県議が相乗りした新人候補も落選し、告示直前に軍港移設反対に転じた無所属候補が当選しました。
【2013年2月13日付しんぶん赤旗に掲載】