柔道女子の日本代表選手らが全日本女子の園田隆二監督(39)ら指導陣による暴力行為があったとして日本オリンピック委員会(JCO)に訴え出ていた問題で、全日本柔道連盟は30日、東京都文京区の講道館で記者会見を開き、同監督らに戒告処分を科したと発表しましたが、監督は続投させています。

 全柔連の上村春樹会長は「15人の名前で出されたことを重く受け止めないといけない。真の解決は見ていない」と話し、調査結果によっては処分を再検討する可能性を示唆しました。また、上村会長は「人はたたいても成長しない。人間として成長しないと世界とたたかえない」と述べ、指導者の意識の改革を訴えました。
【2013年1月31日付しんぶん赤旗に掲載】