2月1日はしんぶん赤旗が創刊され85年を迎えます。各分野の方に赤旗とのかかわり、思いを寄せていただきました。

◆ジャーナリスト 斉藤貴男さん
赤旗を購読して10年近くなります。一般のジャーナリズムがどんどん権力にすりよっていった時期でした。そんな中で、赤旗は権力の不正、今の時代に指摘されなければならない諸問題をきちんと報道しているので評価しています。ジャーナリズムを仕事にしている私にとっても、ためになる新聞です。

 例えば九州電力のやらせメール問題など、一般紙が後追いするような、ああいうものをどしどしやってほしい。今は自民党の改憲案の逐条解説的な連載がとてもよいと思います。消費税について
赤旗のスタンスははっきりしています。私も消費税について本も書きました。共通する部分が多いですね。他の新聞はといえば、ひたすら財務省にすり寄って、「消費税万歳、増税万歳」と世の中を誘導しました。私や赤旗が指摘しているような転嫁の問題にはまったく触れてきませんでした。

 安倍政権になってマスコミがアベノミクスなどといって、持ち上げまくっています。政策の問題点を指摘する
赤旗がますます目立っていますね。それにしても、一般紙より政党機関紙の報道の方がまっとうだなんて、新聞記者上がりの物書きとしては複雑な気持ちです。