大相撲1月場所の千秋楽、14勝全勝の日馬冨士と2敗の白鳳が激突した。立会いの一瞬、日馬冨士は両手で白鳳の体を起こし、即座にもろざしで両まわしをつかみ、そのまま土俵際に追いたて白鳳を寄り倒した。先場所の5連敗がウソのよう。大鵬を失った場所に、新しいヒーローの登場だ。今後は“白馬時代”というよりも“日鵬(はるほう)時代”となるかも知れない。大相撲が日本の閉塞状況を打ち破ってほしい。今場所で十両落ちする高見盛関にも敬意を表したい。