日本など各地でトラブルが相次いでいたアメリカ・ボーイング社の新鋭中型機「787」について、アメリカの連邦航空局(FAA)が、原因のひとつと見られるバッテリーの安全が確認できるまで、運航を見合わせるよう航空会社に通知しました。787は日本の全日空や日航をはじめ世界で約50機就航しています。一度に多くの人員を運べる航空機など大量交通機関はいったん事故を起こせば取り返しのつかない被害をもたらします。運航停止を重く受け止め、トラブルの原因を徹底究明し、大事故を防ぐべきです。
【2013年1月19日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント いあ、際限のない航空運賃の値下げ競争が行われ、ビックリするような「格安料金」が行われています。今回、問題となっている「787」という最新鋭の中型機は、ボデーに軽量のカーボンを使用し燃料を節約したり、動力源を油圧から電気に変えるなどして大幅な経費節減を実行しています。また、日航ではベテランパイロットや乗務員を大量に解雇するなどリストラを行っています。私は、航空業界の過度な競争に規制をかけなければ、いつかは大惨事を起こすのでは」ないかと心配しています。人命最優先でトラブルを徹底究明し事故を未然に防ぐことを求めます。