16日午前8時25分ごろ、山口宇部発羽田行きの全日空692便のボーイング787型機(乗客・乗員137人)から「コックピット(操縦室)から煙が出た」と連絡があり、高松空港に同47分、緊急着陸し、緊急脱出装置で全員が機外に避難しました。乗客のうち68歳の男性が腰を打撲したほか、2人が擦り傷を負いました。

 米ボーイング社の最新鋭機787をめぐってトラブルが相次いでおり、同日、全日空も日本航空も17日以降の計39便の欠航を決めました。一歩間違えば大惨事につながりかねない事態だっただけに、機体を軽量化し、燃費を大幅に改善したという「省エネ」をうたう一方、開発の過程でさまざまな問題が指摘された旅客機の導入を航空会社任せにしたtという「省エネ」をうたう一方、開発の過程で様々な問題が指摘された旅客機導入を航空会社まかせにしていた日本政府の責任も問われます。
【2013年1月17日付しんぶん赤旗に掲載】