昨年末に現役引退を表明した元米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜氏が使ったバットが、ニューヨーク州クーパーズタウンの野球殿堂で展示されることが決まりました。ヤンキースの専門テレビ局YES(電子版)が4日目でに伝えました。

 展示されるのは、松井氏が2003年4月8日、本拠地ヤンキースタジアムでのデビュー戦で初アーチとなる満塁本塁打を放ったバットなど。殿堂のアイドルソン館長はバットを寄贈した松井氏について、ツイッターに「気高さと偉大な能力を示したことに感謝する」と記しました。

 YESも同氏の選手としての活躍をたたえ、「彼の、そして野球のファンは永遠に忘れないだろう」としました。

【2013年1月6日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント 私は、松井大輔の大ファンだ。松井がヤンキースタジアムでデビューした4月8日の満塁ホームランを目撃している。2003年3月の県議選に3基目をめざしたが、小選挙区制の導入で議席を失い、傷心の日々を送っていた。心の空白を補い、余りある充実として私を満たしてくれたのが、地球の裏側で活躍を始めた松井秀喜だ。松井がピンスプライトのユニホームを着て、左バッターボックスに立った時には胸がドキドキし、何かが起こる予感した。そして、歴史に残る初打席の満塁ホームランだ。球場が総立ち、スタンディングオベーションで歓迎の嵐となった。私にとってこの12年間は試練の時であったが、いつも松井とともに、“明日の希望”を追い求めていた。松井秀喜にあっぱれ!