小泉構造「改革」以来、働く者を守る労働法制が改悪され、「首切り自由」のリストラが横行してきました。そうした中でも、解雇撤回の闘いがすすみ、各地で職場復帰が勝ち取られました。共産党の国会議員・地方議員が支援し、「しんぶん赤旗」が正義のペンを振るいました。本日付の「赤旗」に1年間の数々のたたかいが掲載されています。その主なものを紹介します。

◆<ソーラーシリコンテクノロジー>(千葉)解雇と一時帰休を撤回させ、組合員11人が全員職場復帰。 <東京都> 「君が代」職務命令に違反した教職員の停職・減給を取り消す最高裁判決。 <中外>(愛知)トヨタの下請け工場を雇い止めされたブラジル人の期間社員4人が3年ぶりに職場復帰。 <大阪市>全市職員対象の「思想調査」の開封・集計凍結。大阪市教育委員会 教職員対象の「思想調査」を実施しないと決定。 <京都市> うつ病で自死した中学校教員の公務災害で、地方公務員災害補償基金に認定を義務付ける大阪高裁判決。 

◆<東京電力>福島第一原発事故後の配管工事中に死亡した男性について、横浜南労基署が過重労働による過労死と労災認定。 、<ソニー>(宮城)震災を口実に仙台テクノロジーが期間社員を雇い止めにした問題で、会社が正規雇用に転換できるまで雇用責任を持つことで労組と合意。 <NTT>50歳で退職させ、3割賃下げして子会社に再雇用する「NTT11万人リストラ」制度を廃止。

◆<光洋シーリングテクノ>(徳島) 偽装請負 を告発し、契約社員の組合員43人全員の正社員化を実現。 <大和ハウス>パワハラのすえ懲戒解雇された女性が、解雇撤回と解決金支払いで勝利判決。 <国公法弾圧事件>最高裁で公務員の無罪判決確定、政治活動認める。 <キャノン>偽装請負を告発した組合員5人が、関連会社に正社員で復職するなどの内容で都労委で和解。 <すき家>(東京)団交拒否を謝罪。組合と誠実に団交することで合意。

【2012年12月31日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント これは、一件落着した争議のごく一部ですが、日本を「無法地帯」にさせないための貴重な闘いとして紹介しました。来年は、「日本航空不当解雇撤回」闘争を勝利させ、ルールある社会”をつくるためにさらに頑張りましょう。不当労働に屈せず闘った労働者と共産党、真実の報道を貫いた「しんぶん赤旗」にあっぱれ!