28日、今年最後の官邸前抗議行動にかけつけ、通算19回目の参加で行った日本共産党志位和夫委員長のスピーチを紹介します。

◆みなさん、こんばんは。
日本共産党志位和夫です。(拍手)今日は、安倍・原発推進内閣が誕生して、初めての抗議行動ですので、私は、1つの「証拠物件」を持ってきました。2006年12月に、共産党吉井英勝議員が出した質問趣意書とその答弁書です。質問趣意書で、私たちは、「大規模地震で、送電鉄塔の倒壊などで外部電源が得られなくなり、内部電源も働かなくなったときに、原子炉はどうなっていくか。検討を行っているのか」とただしました。政府は、それに対する答弁書で、何と答えたか。。「ご指的なような事態が生じないように安全の確保に万全を期しております」(「うそつき!」の声)。こうして「安全神話」をふりまき、まともな安全対策を何一つやってこなかった。この答弁をしたのは誰か。安倍晋三首相(当時)です。(「えー」、「許せない!」の声)。そして、このときに原発推進の旗振りをやった経済産業大臣をやっていたのが、甘利明氏です。この2人がいま、第2次安倍政権の中枢ではないですか。(「ふざけるな!」の声)。安倍首相と甘利大臣は、福島原発事故を引き起こした「A級戦犯」だといいたい。(「そうだ!」の声、大きな拍手)。

 原発事故の「A級戦犯」が、そのことの反省もなしに、再稼働なんてとんでもありません。(「そうだ!」の声、拍手)。そもそも、こういう人たちに原子力行政に携わる資格などありません。(拍手)。原発事故の「A級戦犯」にの暴走を許すな!(大きな拍手)

 みなさん、たたかいは、いよいよこれからです。「再稼働反対」、「ただちにすべての原発なくせ」の声を、安倍政権に向けて、突きつけていこうではありませんか。(拍手)全部の原発がなくなるまで一緒にがんばりましょう。(「がんばろう!」の声、大きな拍手)

【2012年12月29日付しんぶん赤旗に掲載】