第2次安倍内閣発足の翌27日、新閣僚から原発推進発言や生活保護切り下げ発言など、政治を逆戻りさせる重大発言が相次ぎました。国民の願いに背を向ける同内閣の正確が早くもあらわになりつつあります。

◆茂木敏充経産相は「安全性が確認された原発は、(原子力)規制委員会の判断を尊重して政府の責任で再稼働をきめていきたい」と述べ、政府が前面にたって危険な原発再稼働を進めていく考えを表明しました。また、大間原発や島根原発3号機についても、「すでに設置許可が下りている。建設中だ」とのべ、活断層存在の指摘などお構いなしに新増設を進めていく姿勢を示しました。

◆田村憲日さ厚労省は、生活保護費の給付水準について、「1割ぐらいを上限に健闘し、判断していきたい」とのべ、引き下げる考えを明言しました。

【2012年12月28日付しんぶん赤旗に掲載】