東北電力東通(ひがしどおり)原発にある敷地内の断層が活断層かどうかを調査した原子力規制委員会の専門家チームは26日、2回目の評価会合を開きました。東北電が活断層ではないと主張したのに対し、全員が東北電の説明では、活断層の可能性を否定できないとして、原発への影響を検討するよう求めました。

 会合終了後、規制委員会の島崎邦彦委員長代理は「全体として活断層を否定できる根拠はなかった。東北電力は活断層があるとの立場で調査する方向が望ましい」と指摘。「今後、活断層がない形で(再稼働の)申請をしてもちょっと違うと思う」との見解を示しました。<後略>

【2012年12月27日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント 規制委員会の専門家チームが一致していることを重く受け止めて対処するのが電力会社の使命であるのに、これをあくまでも否定するなど許されません。福島原発を起こしながら真剣な反省もせず、あくまでも原発の維持・再稼働に固執する企業に果たして電力会社の資格を与えておいていいのかと考えます。