大みそかの「NHK紅白歌合戦」で総合司会を務めます。しかし、台本が届くのは本番の10日前。「早く覚えたいのに、不安な気持ちでいっぱいでした」。過去3回、紅白の司会の経験はありましたが、総合司会は初めて。「緊張していますがたのしみです」と、瞳を輝かせます。

 今年のテーマは「歌で会いたい」。「歌を通して、『あの人、どうしているかな』とか、日ごろ思いだしたりしない人やシーンと再会してほしい」。最後の「蛍の光」が流れる時、「今年一年いろいろあったけど、『あー。よかったぁ』と、温かい気持ちになってもらえていたら・・・」

 スポーツ担当、アメリカ特派員を経て、今やすっかり「あさイチ」で、朝の顔。「視聴者のご意見こそが番組のメーンです。被災者からの励ましなど、アナウンサーをやっていてよかったと、思うことが多くあります。

 今後はインタビュー番組への挑戦が目標です。「人生経験を重ねて、本音に迫りたい。大先般射の黒柳徹子さんより、年上になってもがんばりたい」。
【2012年12月24日付しんぶん赤旗に掲載】